日々のあぶく

 

 

2002年10月15日

子供の撮影はチョーおもしろい!

 

 

ミキハウスのお仕事で0歳児から3歳児くらいまでの子供を、2日間撮影しました。
このくらいの子供の撮影は今までにも何回かしたことがあったけど、今回は子供のビビッドな表情をとらえなければならないカットもあったので、そう簡単にはすまないぜ、とは予想していた。
なんせ、このくらいの範囲の年齢の子供たちは言葉が通じない子もいるからね。大人のかいたシナリオ通 りにはなかなか動いてくれないものなのだ。
撮影当日、多いときは10人くらいの子供とそのお母さんたちがひしめき合っていて、もうその声を聞いているだけでも耳の中がウワンウワンとなって気が狂いそうになる。子供たちをひっかけるギミックもいろいろ考えてはいたけれど、なかなかどうしてこちらの思うようにはひっかかってくれないんですねー、これが。
なんなんだよー、おまえは、もう。ってはらわたが煮えくりかえりそうになるけど、怒ったら負けよ、てなかんじでひたすらニコニコしているしかない。
我慢、我慢とおもってファインダーからながめていると、だんだん子供の動きがおもしろくなってきて夢中になってしまうんですね。
本当に面白いね、子供の動きと表情は。いったい何を考えているんだろう。だって時には哲学者のようなふかーい顔つきになっているんだよ、子供のくせに。彼らの中には、人間のあらゆる時代の表情がたたみこまれているんじゃないか、とまで思ってしまいます。本当に短時間のうちにくるくる変わるその表情はもう並の映画を見るよりはるかに面 白い。
今回の撮影でもずいぶん子供たちは泣いてくれたけど、こんなに子供の泣き顔が豊かだったなんてほんと気がつかなかった。
そう、それと子供たちにはへたなギミックじゃ通用しない。うそはすぐばれちゃうよ。ほんと真剣勝負でたちむかうしかないのね。だから、お、通 じてきた、っていう時は大人を撮っているときよりはるかに深い共感度があります。
ポジ選をしているときも、ヤリイ、と思ったり、オットトって冷や汗が出たりと最後までスリルに満ちた撮影でした。