The Sky Earth Project

1.スカイアースプロジェクト概要   

2.月の人のお話

3.オルドリンの足跡

4.写真集ダミー

The Sky Eath Project概要

 The Sky Earth Projectは世界のさまざまな地域での空と大地の写 真を見開き構成にした写真集の出版企画です。この写真集の製作費は環境問題に貢献する日本の企業が資金を出しあって負担し、写 真集には企業名と主要環境プロジェクトの概要が掲載されます。さらにThe Sky Earth Projectのホームページで各企業の環境プロジェクトの詳細が紹介されます。 この写真集は世界各国で販売され、日本の企業の環境への取り組みを世界に発信するメディアとなります。写 真集の売り上げがプラスになった場合は自然保護や環境問題のための基金となります。 最初にワールドワイド版を出版し、その後世界各国、または世界各地域ごとに分けた写 真集を同じようにその地域の環境に貢献する企業がスポンサーになり、世界各国のフォトグラファーがSky Earthというテーマで撮影して、随時出版していきます。

                      発起人 フォトグラファー 永田陽一

 

月の人のお話

 もし月に人が住んでいて、アポロ計画の様なロケットを発明して地球にやってきたとしたら、月の人は初めて地球という星に足をおろしたときにいったいどんなことを感じるのだろうか。

まず一歩足を踏みだした地面の色の豊富さに感動するに違いない。月の上では大地は全く無色とも言える灰色しかなかった。ひるがえってこの地球では、白や薄茶の砂浜、草に覆われた緑、時には花々が色とりどりにおおい茂っていたりする。また、空気の作用によって地表はさまざまな模様の地形に刻印されている。それがこの地球の特徴だ。月の人はまず地球の色の洪水の洗礼を受ける。

そしてちょっと頭を持ち上げると、月ではあり得なかった素晴らしいブルーの空がひろがっている。そしてところどころに真っ白い雲がまるでダンスを踊っているように刻々と形を変えてうつろってゆく。 月の人は何よりもこの月ではあり得ない柔らかい太陽の光線に浮かび上がる空と大地をあかずにながめて何度もため息をつくに違いない。

そう、僕たちは奇跡とも言える自然の作用によって生まれた希有の美しい星に存在しているのだ。 地球の環境破壊を嘆いたり怒ったりするまえに僕たちはまだまだ月の環境にくらべたらはるかに幸運な星に住んでいることに感謝すべきだろう。そしてこの地球の美しさをもっともっと肌で感じ取って喜びに打ち震えてもいいのである。

もう一度、ちょっと立ち止まって、自分たちの足下にあるこの星の素晴らしさをじっくり味わおう!!そしてこの希有の星を希有の星のまま存続させる作戦を考えるのが21世紀に生きる僕たちの責任なのだ。

この Sky Earth Project は21世紀にこの美しい星・地球の存続のことを考えようとしているすべての人々にエールを送る写 真集の企画です。環境のことに注意を向け、地球の存続のために少しずつでも努力をつづけている日本の企業のことを、日本や世界の地球の美しさを愛する人たちにもっともっと知ってもらえるようにぜひこの写 真集の企画に御参加くださるようお願いいたします。

 

オルドリンの足跡

 1969年7月20日、アポロ11号の宇宙飛行士ニール・アームストロングとエドウィン・E・オルドリンJr.は人類史上はじめて月面 に着陸。 月面への人類最初の一歩をしるしたアームストロング船長につづいて月面 におりたオルドリンは宇宙服の胸に装着したカメラ、ハッセルブラッドで太古のままの月の土を撮影。その後その場所におりたった自分のブーツの足跡を撮影した。細かい塵におおわれた月の表面 にブーツの底の模様がくっきり残っている。このブーツの足跡は、空気のない真空の月面 では100万年ないし200万年そのまま残るであろうといわれている。

なんという気の遠くなるような時間だろう。ブーツの足跡を撮影した写 真が存在しなくなっても、いや人類そのものが存在しなくなっているかもしれないそんな果 てしない時間にわたってオルドリンのブーツの足跡は月面に刻みつけられたままになっているのだ。 このはてしない時間の中、昼間でも空は真っ黒でうごくものはなにひとつない風景がえんえんと意味もなく続いていく。 絶対的な虚無とでもいうべき場所。 月面の絶対虚無にくらべれば地球上の生物の死という概念すらむしろ温かいかんじをもってしまう。

アポロ計画の宇宙飛行士たちが月面で撮影した風景写 真を眺めているとそれがカラーフィルムで撮影されていても、色がついていると感じさせるものは地球から持っていったものに限られている。月面 は色のないやはり虚無という言葉が最適な場所には相違ない。ただ、宇宙飛行士たちの報告によれば彼らは月面 で「月の安らかさと平穏さ」を感じていたという。

月面にたった宇宙飛行士たちが一番感動したものは頭上にある小さな星、地球である。ユージン・サーナンは地球を眺めたときの感動をこう語っている。「神が宇宙を創造するまえに思いをこらした場所に、私はいるに違いない。神が創造するまえに心に描いた地球を、私は眺めているに違いない。偶然できたにしては美しすぎる」

写真と引用文は新潮社発行「フル・ムーン」より

 

 

 

 

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